鶴亀のなぞ
■ 新生・つるかめエクスプレス
■ つるかめ語の手引き
THE
TSURUKAME EXPRESSの誕生の謎を語るには、『ツルカメ!』
について語らないわけにはゆかない。そもそも『ツルカメ!』とは、月刊誌
「実業の日本」に1994年4月号から1995年12月号にわたって掲載された
エッセイ『脳ミソにビタミン!』をまとめて加筆し、1冊にまとめた単行本で、
1996年の6月に刊行されたものである。
で・・・ 『ツルカメ!』というタイトルは、単行本にまとめる際、担当者が
お正月気分で「なにかインパクトのあるものを! あっはっは」と話して
いたのを聞いて、筆者が「たとえばツルカメみたいな?」と思わず反応した
答えが原因で「そうなってしまった」ものであった。後になって、企画会議で
「つるかめ!」というタイトルについて説明し、また、営業担当者にも「この
本はつるかめでいきますっ」と説得せねばならなかった担当者は泣いて
いた。筆者のほうは大変愉快であった。編集者を泣かせるのは面白い。
しかしながら内容はいたって真面目、阪神大震災に始る「戦後日本神話」
の崩壊について、筆者なりに鋭く迫った内容で、ある種、それなりの「憂国
の書」の体裁を整えている。現在の日本の現状を目の当たりにするならば、
今さらながらに筆者の先見の明も、まんざら捨てたものではなかった・・・
と我ながら感心する。
古来、「つるかめ」とは、縁起の悪いことが起きた時に唱えるおまじないの
言葉として使われてきたのだという。相変わらず景気は回復せず、ますます
凶悪な犯罪にむしばまれるニッポンを、誰が憂えずにいられようか! 今
こそ、文化的で温厚な普通の市民はニッポンを護るために立ちあがって
「つるかめ」の雄叫びをあげなくてはならないのだ! おばさんも、若者も、
ヴェンチャー企業の社長さんも…普通の人だって、ニッポンを憂えている。
「憂国」という言葉は、普通の人のためにこそあるのだ。日本は普通の人の
ための普通の国である。「神の国」などではない。あえて言うなら「紙の国」。
なので、『ツルカメ!』にはじまり、豪華客船のメタファーを使ったウェブ・
マガジン『ツルカメ・エクスプレス』がスタートし、こうして、今再び「ツルカメ」
がオピニオン・サイトとして生まれ変わる。
そう… 「つるかめ」なのだ。
すすめツルカメ、勝利は近い。ニッポンの民主主義の発展と
経済の安定、 平和で安全な社会と美しい自然環境の実現を
記念して、筆者は再び、
ツルカメの旗印を掲げることにした。
アートは力。合言葉はツルカメ!